縮毛矯正の失敗の原因はこれだ!本当に上手い美容院の選び方
こんにちは!Michio Nozawa Hair Salon Ginza/ミチオ ノザワ ヘアサロン ギンザ店長の井上賢治です。
→くせ毛 縮毛矯正のスペシャリストとして取材していただきました。
縮毛矯正 上手い 美容院 東京と検索して、このブログを見つけて日本全国からくせ毛のお客様がご来店下さいます。
縮毛矯正の失敗によるトラウマを脱却したい!髪が綺麗と褒められたい!毎日のお手入れを楽にしたい!というご相談がとても多いです。
10年、20年美容室難民の方がこれで最後!という気持ちで来てくださるのでとても嬉しい事ですね。
まだまだ上手くなりたいため、縮毛矯正が上手い!と自分では言いたくはないのですが、人よりも並々ならぬこだわりがあるのは確かです 笑
毎月200名前後のくせ毛のお客様を担当させていただいていることから見えてきた、くせ毛の悩みの原因や縮毛矯正で失敗しない対処法、おすすめのホームケアなどをこの記事でお話しさせていただきます。
気になる項目にジャンプ!
くせ毛の方に多い5つの悩み
僕自身がくせ毛で悩んでいるため思うのですが、くせ毛の悩みは本人にしかわからないことって沢山ありますよね!?
直毛の人に相談すると「逆にボリュームが出て羨ましい」と言われます。
くせ毛の方に多い悩みはなぜ起こるのか?その理由をご説明させていただきます。
1、天候に左右される
くせ毛の方は直毛と違い髪の毛自体がうねったり捻れたりしています。
そのためキューティクルが均等に整っていないので、空気中の湿気をキューティクルが薄い部分から髪の中に入ってしまいうねりが出るため、その時の天気によって髪の状態が変わってきてしまうのです。
2、髪のボリュームが出る
髪の一本一本がうねっているため、重なった際にぶつかりあって、収まりきらずにどうしてもボリュームが出てしまいます。
3、右と左のうねりが違い片方だけ跳ねる
人の頭にはつむじがあるので、必ずどちらかに流れます。
9割の人は右回り(時計周り)が多いので、右側がはねやすくなります。
4、髪にツヤが出ない
髪のツヤというのは光の反射が関係します。
くせ毛の方は傷んでいるわけではないのに、光の反射が綺麗にしづらいので、ゴワゴワして傷んで見えてしまうのです。
5、髪が乾燥しやすい
髪の健康な状態は、髪の中に水分が10〜15%くらい保持されている状態です。
ただくせ毛の場合は、先程お話しした通り、髪の表面のキューティクルが均等に揃っていないため、不揃いな場所から水分が抜け出てしまい乾燥するのです。
そんな5つの悩みは、縮毛矯正をすることにより全て簡単に解決します。
縮毛矯正ってどんな技術?
縮毛矯正とは、髪の結合をほどき、アイロンで真っ直ぐに形をつけキューティクルを整えて固定する。
どんなくせ毛でも真っ直ぐに伸ばせるとても画期的な技術です。
この髪の結合をほどくというのが実はとても危険なので気をつけなくてはいけないのです。
縮毛矯正に多い3つの失敗
1、髪がチリチリになる
これは最初に塗るお薬(還元剤)のオーバータイムによる失敗にとても多いです。
縮毛矯正の中では最もやってはいけないミスです!
髪の状態に対して、強いお薬を使ってしまったり、髪の結合をほどき過ぎてしまった際に、髪の細胞が壊れてしまうとこのような状態になります。
今は薬剤も進化していて、【ビビり直し】という技術があります。これは本当に縮毛矯正の上手い美容師しかできない技術ですが、これはビビリ毛を治すのではなく、手触りや見た目を何とか良くして誤魔化す技術です。
今の毛髪化学では絶対に元には戻りません!
髪の状態を理解するには、どれだけのくせ毛を伸ばしてきたかという経験値としっかりとしたカウンセリングや毛髪診断が必要です!
2、髪の根元が折れる
これは最初のお薬が地肌についてしまって生えてくる髪が折れてしまったり、アイロンを根元に過度に当てすぎたりすると起こる失敗です。
髪の根元が折れるとそこから枝毛になってしまったり、ひどい場合だと髪が断毛してしまったりします。
決して大雑把な人には出来ない細かい丁寧なアイロン技術が必要です!
3、髪がまっすぐになりすぎる
これはアイロンの当て方によることが原因です。
髪はタンパク質でできています。本来丸い筒状の形をしていますが、高い温度で力を入れてアイロンを当てるとこの丸い形が潰れてしまい、髪がまっすぐになりすぎたり、ごわつきの原因になります!
例)目玉焼きをつくる際に火を当てすぎると黄身まで硬くなりバリバリになります。
実は卵は髪と同じタンパク質です。一度固めてしまっては修復不可能。一回の施術で髪にどれだけ負担をかけずに中のタンパク質の形を変えずに癖を伸ばすかがとても重要になってきます。
本当に上手い縮毛矯正は癖の種類によってアイロンの当て方を変える
波状毛
髪が全体的に大きくうねっているくせ。
アイロンをゆっくりじっくりと大きく揺らしながら少ない手数で仕上げる!
捻転毛
髪の毛一本一本が捻れているくせ。
アイロンを細かく揺らしながら髪の一本一本の捻れを取るように当てる!
縮毛
髪の毛一本一本がチリチリになっているくせ。
髪をしっかりと張って根元からアイロンを小刻みに震わせながらしっかりと伸ばす!
波状毛と捻転毛のミックス
くせは一種類だけではありません!
本当に難しいのが場所によって何種類ものくせ毛が入り混じっている髪質です。
縮毛と波状毛と捻転毛のミックス
縮毛矯正は美容師がやる技術の中で一番シビアで難しい技術です。
くせ毛の種類をしっかり見極めてアイロンの当て方を変えることは、どれだけのくせ毛のお客様を担当しているかという経験値が全てです。
縮毛矯正の後のお家でのおすすめのホームケア
縮毛矯正を一度やった部分は綺麗に伸ばしていれば半永久的にまっすぐでツヤツヤです。
しかし痛みが出てくると毛先から跳ねてきたり、アホ毛が出てきて髪にツヤが出なくなります。
このツヤツヤをずっと維持するためのケアのやり方をご紹介させていただきます。
1、お風呂の後の濡れた髪の扱い方
実は家での髪の痛みの主な原因が濡れている状態にあるというのをご存知でしたか!?
髪は濡れた状態だとキューティクルが開ききっていてとても繊細な状態です。
例)のり巻きの海苔がふやけてご飯が落ちそうになっている状態。
この時にタオルでゴシゴシ拭いてしまったり、櫛でガシガシ梳かしてしまっては、お家や美容院などでどれだけトリートメントをしっかりやっても無意味です。
【正しいタオルドライ】
髪をタオルで包んで優しく叩くように水分を取る
【髪の正しい梳かし方】
毛先から優しく引っかかりを取りながら根元の方に進んでいく。
2、アウトバストリートメント
髪を痛みや静電気から守ってくれるアウトバストリートメントをつけてください。
僕のおすすめはオイルタイプのもの。
つけ方は必ず毛先から手ぐしを通すようにつけてください。
3、乾かし方
髪のキューティクルというのは上から下に向かって生えています。
ドライヤーを下から上に当てるとせっかく綺麗に整ったキューティクルが浮いてしまいツヤが出なくなります。
ドライヤーの風は必ず上から下に向かって当てて乾かしてください!
縮毛矯正をやる頻度
縮毛矯正を一度した部分は綺麗でも、根元が伸びてくるとくせは必ず出てきます。
そんな時に髪に最も負担をかけない方法は【リタッチ】を繰り返してあげることです。
縮毛矯正に最も多い痛みの原因が、一度やった部分にまた薬をつけることです。
一回でくせを綺麗に伸ばし、また根元が伸びてきたら、その部分だけ縮毛矯正を繰り返す。
このサイクルにできると何度も縮毛矯正をしていても綺麗な髪を維持できます。
縮毛矯正をやる頻度はクセの強さやヘアスタイルにもよりますが3ヶ月〜6ヶ月に一回のペースをオススメしています。
まとめ
縮毛矯正は、本当に難しい技術です。
美容師の知識、技術、経験値によって仕上がりが大きく変わります!
本当にこだわりを持ってやっていれば、お薬もいいものを使うので高くなるし、時間もしっかりとかけるので、安くできるわけはありません。
今、縮毛矯正でブログで発信をしている美容師さんは山程いますが、本当に信用していいのは、【実際のお客様からの口コミ】です。
くせ毛で本当に悩んでいる方は、実際に縮毛矯正で口コミを沢山もらっている美容師さんを探してみて下さいね(*^^*)
実際のゲストの縮毛矯正によるリアルヘアカタログ
↓ ↓ ↓
【リアルヘアカタログは画像をクリック】
こんな記事も読まれています
最後までお読みいただきありがとうございました。
Michio Nozawa Hair Salon Ginza 店長 井上 賢治