メンズの縮毛矯正で失敗しないために注意すべき6つのポイント
こんにちは!年間3000人以上のくせ毛の方を担当している
東京 銀座の縮毛矯正 くせ毛カットが得意な美容師 井上賢治です。
≫くせ毛 縮毛矯正のスペシャリストとして取材していただきました。
自身がくせ毛で悩み、沢山のお客様を担当させていただいている経験から記事を書きました。
このブログを読んでいただけたら、縮毛矯正の失敗をせずに自然なストレートヘアにすることができます!
メンズ縮毛矯正とは
メンズの縮毛矯正は女性に比べて失敗が起きやすいのはご存知ですか?
実はメンズ縮毛矯正は最も難しい部類に入ります。
なぜならメンズ縮毛矯正は髪が短ければ短いほど、自然に柔らかく仕上げるのは難しくなってしまうからです。
クセを伸ばしながら、自然に柔らかくすることは、薬剤の選定、アイロンワークなど全ての工程が絶妙なポイントで一致してこないといけません。
縮毛矯正の失敗は、髪が傷みすぎてしまうことが多いのですが、メンズの場合は以下の3つの失敗が多いです。
「まっすぐになりすぎて不自然になってしまう」
「ペタッとしてボリュームが出なくなる」
「くせが全然伸びない」
これは男性の場合は女性に比べて、髪の長さが短い人が多く、くせの強い人が多いからです。
結果、不自然な仕上がりになり、メンズの縮毛矯正をしても、後悔をして一回でやめてしまう人が多いのです。
では実際にどんなことに気をつけていけば、男性でも自然で柔らかい縮毛矯正ができるようになるのでしょうか。
本日のゲスト
今回は人生で2回目の縮毛矯正をするお客様。
10年前に縮毛矯正をして、そのときにまっすぐになりすぎてペタッとしてしまい失敗。
それ以来トラウマになり、縮毛矯正をせずにくせ毛のままにしてきたそうです。
・捻転毛という髪一本一本が捻れながらうねるくせ
・場所により髪の太さが違う
・くせは強いがボリュームは出しづらい
カウンセリング
緊張しますがよろしくお願いします。
ありがとうございます。今日は縮毛矯正をしてどんな髪型にしたいなどありますか?
髪のボリュームをあまりなくしたくないのでペタっとしすぎないようにしたいです!あとはレオナルドディカプリオのようなセンターわけのかっこいいヘアスタイルに憧れます。
レオナルドディカプリオの髪型はこのイメージで大丈夫ですか?
まさしくそうです!このさらっとした仕上がりでクールな感じにしたいです!
髪の長さはまだ少し足りないのですが、伸ばしながらここを目指していけるようにやっていきましょう!
今回は6つのポイントに気をつけて縮毛矯正をしていきます。
メンズ縮毛矯正で失敗してしまう6つの理由
1,髪の状態を理解していない
2,薬剤を塗り分けない
3,薬剤を地肌につけてしまう
4,アイロンの種類や温度を場所によって使い分けない
5,アイロンをまっすぐに当てる
6,髪の再結合があまい
1、髪の状態を理解しない
髪は場所によって毛の太さやくせの強さが違います。
特にメンズの場合は男性ホルモンの影響もあり、女性よりも余計に差がでます。
毛が細くなる部分:頭頂部、前髪付近
毛が太くなる部分:後頭部、襟足付近
一般的に毛が細くなる部分は男性ホルモン、毛が太くなる部分は女性ホルモンと言われていて髪が薄くなることとも関係しています。
縮毛矯正を上手くやりたい場合は“髪の状態を理解する”ことが最も大切です。
2、薬剤を塗り分けない
髪の状態を理解したら、それに合わせてお薬を塗り分けることが大切。
髪の太さやくせの強さは場所によって違うので、最低でも4〜6種類のお薬の塗り分けが必要です。
※今のところ1種類や2種類でどんなくせ毛にも対応できるお薬というのはありません。
3、薬剤を地肌につけてしまう
髪のボリュームが出ない理由としては、アイロンの当て方ももちろんありますが、薬剤を地肌につけてしまうことが一番の理由です。
ひどいときは、縮毛矯正の失敗によくある根本折れといって、髪が折れて生えてきてしまい、断毛の原因になることも。
1パネル1パネルを丁寧にペーパーを貼っていく事が大切!
・地肌に薬剤がつくのを防げる
・根本を立ち上がらせて髪にボリュームを出すことができます
・場所による髪の太さやくせの強さを確認しながらできる
ここまでやると縮毛矯正による失敗を防ぐことができます。
4、アイロンの種類や温度を場所によって使い分けない
産毛など髪が細く伸びづらい、傷みやすい部分には、温度を低めにして一本一本をしっかり伸ばせる産毛専用のアイロンを使用する。
髪が太くくせが強い部分には温度は高めで、髪に熱がしっかり伝わるアイロンを使用する。
今まで10本以上のアイロンを試してきましたが、アイロンはそれぞれに特性があります。
使っているアイロンの特性を理解して、温度だけでなくアイロンの種類も髪の状態に応じて使い分けることが大切です!
5、アイロンをまっすぐに当てる
メンズの縮毛矯正でくせ毛をまっすぐに伸ばしすぎてしまうのは致命的!
縮毛矯正はアイロンで形を作るものなのでまっすぐに当ててしまうとペタッとして不自然な仕上がりになりやすくなります。
髪をまっすぐにしすぎないポイントとしては、アイロンで髪を丸めながらあてるということです。
アイロンでどれだけ自然な丸みを出せるかがメンズ縮毛矯正にはとても大切です。
6、髪の再結合があまい
縮毛矯正は最後の薬剤で髪を再結合します。
このお薬をしっかりつけないと時間が経った時に髪のうねりがまた出てしまったり傷んでしまうことがあります。
お薬にはチオグリコール酸とブロム酸があります。
チオグリコール酸は、髪が自然に柔らかく仕上がる。
ブロム酸は、髪にハリコシを出してパリッとした質感に仕上がる。
特徴がそれぞれにあるのですが、メンズ縮毛矯正の場合は髪に自然なボリュームと柔らかさを出したいので、チオグリコール酸を使うことをおすすめします。
自然で柔らかい縮毛矯正をする場合はこの6つのポイントができなくては満足のいく仕上がりにはなりません。
仕上がり
前髪には自然な立ち上がりを
前髪はあげて仕上げるので、アイロンで丸めながら柔らかさを出しました。
顔まわりの産毛も全て綺麗に伸ばす
お薬の塗り分けと産毛専用のアイロンで一本一本を全て伸ばします。
後頭部には自然な丸みを
絶壁をカバーするために、毛先は丸みを付けながらアイロンを当てる
まとめ
縮毛矯正は髪の長さが短くなればなるほど、ペタッとしてしまい不自然な仕上がりになりがちです。
特にメンズ縮毛矯正では以下の6つのこだわりが大切です!
・髪の状態を理解する
・お薬を状態に合わせて細かく塗り分ける
・お薬を地肌につけないようにする
・アイロンを場所によって使い分ける
・アイロンで髪に丸みをつける
・髪の再結合のお薬を仕上がりによって使い分ける
メンズくせ毛で髪が短いと縮毛矯正ができないと悩んでいる方は是非一度ご相談下さい。
実際のゲストの縮毛矯正によるリアルヘアカタログ
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