波状毛は日本人にとても多いくせ毛です。

くせの強さによってカットで生かせるくせと縮毛矯正をしたほうがいいくせに分かれます。

今回は、とてもお悩みの多いくせ毛の種類【波状毛】について詳しくお話させていただきます。

波状毛とはどんなクセ？

実際に髪が濡れた状態です。　　

髪が濡れるとうねりはここまで強くなります。

波状毛は、チリチリではないので手触りはそこまで悪くありませんが、ボリュームが変に出たり頭が四角くなりやすかったりするとてもまとまりづらいくせ毛です。

波状毛にはなぜなるの？

毛穴の形で決まります。

遺伝もしくは生活習慣の乱れにより毛穴の形が真っ直ぐからデコボコに変化していき波状毛になります。

波状毛の治し方

✔︎頭皮のマッサージをすると治ると聞いたけど本当？

答えはその人次第です。

頭皮をマッサージして血行をよくすると毛穴の形が少し整って、クセが弱くなる可能性もありますが、あくまで可能性です。

やらないよりはいいですが、それだけでくせ毛がなくなるほどの結果は得られないと思います。

では波状毛には何をすれば一番いいのか？

それは【くせ毛を活かすカット】か【縮毛矯正】です。

✔︎波状毛にはくせ毛を生かすカットか縮毛矯正どっちがおすすめ？

個人的には波状毛には縮毛矯正をする事をオススメしています。

くせ毛を生かすカットでもヘアスタイルや切り方によってはもちろんいかせます。

しかし波状毛は同じ方向に髪がうねってしまうので、どうしても片方だけが膨らみやすくなったり、左右均等に形を作るのは難しくなります。

縮毛矯正をすると波状毛のぽこっとしたくせが取れるので頭の形もきれいに見えてボリュームを簡単に抑えることができます。

なによりも波状毛は他のくせ毛より根元が伸びても気にならない！ので縮毛矯正のもちが断然にいい！

手触りがザラザラするくせは根元が伸びると、縮毛矯正をした部分との違いがすぐに気になるので、頻繁に縮毛矯正をしなくてはいけません。

しかし波状毛の場合はそのうねる幅が出るまでは気にならないので、縮毛矯正との相性が抜群にいいのです。

波状毛の方の場合、髪を綺麗に見せたいという方は縮毛矯正をした方が毎日のお手入れが楽になると思います。

波状毛の人の縮毛矯正の頻度はどのくらい？

波状毛の場合、縮毛矯正をやる頻度はうねりの幅で決まります。

主に４パターンに分かれます。

【2ヶ月〜3ヶ月に一回】【4ヶ月に一回】【半年に一回】【一年に一回】

自分のくせを理解して、このペースにあてはめて縮毛矯正をやっていけば、周りから褒められるサラサラでツヤツヤなヘアスタイルを維持できます。

自分のくせはどこのペースにあてはまるかわからないという方は「必読！｜縮毛矯正をやる期間はどれくらい？もちをよくする方法は？」をご覧ください。

では実際にゲストの方で見ていきましょう。

本日のゲスト

一見するとくせはそこまで強くは見えません。

しかし内側をめくってみると

波状毛特有の縮毛矯正との境目がポキッと折れ目がついたようなクセがあります。

【髪の状態】

・前回3ヶ月前に縮毛矯正をやっている

・カラーは4ヶ月に一回お店で染めている。

・いつも縮毛矯正をかけてもすぐに気になってしまう

このうねりの幅がちょうど出てきているために、頭がどうしても大きく見えてしまうのです。

髪は1ヶ月で約1センチ伸びるので、このゲストの方には3ヶ月に1回、1年に計4回の縮毛矯正をオススメします。

✔︎縮毛矯正は頻繁にやると髪が痛む？

「縮毛矯正は頻繁にやると髪が痛みますよね」

そうご相談をよく受けます。

実際には縮毛矯正は頻繁にやっても髪は痛みません！

縮毛矯正の主な痛みの原因は、一度かけた部分にまたお薬をつけることによりいたむのです。

根元の伸びてきた部分だけをリタッチして毛先はトリートメントで保護すれば、髪は全く痛みません。

髪の傷みについて細かく知りたい方はこちらの記事「必読！｜縮毛矯正は髪が痛む！？実際のダメージや傷む原因は？」をご参考ください。

縮毛矯正での痛みについて細かく説明しています。

そんなくせ毛の中でも最も相談の多い波状毛。

縮毛矯正で綺麗に伸ばすにはどこに気をつけてやるといいのでしょうか。

波状毛をきれいに伸ばす縮毛矯正の2つのポイント

１、くせの境目を見極めてお薬を塗る

波状毛は前に縮毛矯正をしている部分との境目にお薬がついていないと、ぽこっとしたくせが残りやすくなります。

パネルごとにペーパーをしきながら髪の状態を見てお薬を塗っていきます。

お薬の塗り終わりは紙だらけですが、この作業が髪を傷めずにきれいに縮毛矯正をするためには必要不可欠です。

２、アイロンの角度を斜めにかたむける

アイロンをまっすぐに当ててしまうと髪が潰れてまっすぐになるだけで、うねるくせは取りきれません。

ななめに傾けて髪を少しひっかけることによりテンションがしっかりとかかり、どんなくせ毛もきれいに伸ばすことができ、なおかつ髪に柔らかさを出すことができます。

この二つのポイントを押さえて縮毛矯正をすると波状毛もとても綺麗に伸ばすことができます。

縮毛矯正は髪の手術です。

一度綺麗に伸ばすことができればやった部分は半永久的にストレートを維持できます。

ただし一度失敗してしまうとその部分はずっと痛みが残ってしまうとても難しい技術です。

くせ毛を伸ばすということは簡単ではないのです。

僕の縮毛矯正への熱意、こだわりはこちら「縮毛矯正で失敗しない！自然な仕上がりにするためのこだわりを大公開」の記事をご覧ください。

縮毛矯正をした後にブローをするお店もありますが、僕は縮毛矯正をした後はブローはしません。

なぜなら乾かすだけでくせがきれいに伸びるように、自宅で簡単にできるように縮毛矯正をしているからです。

今回のゲストの方も仕上げはもちろん乾かしただけです。

仕上がり

でこぼこがなくなり髪にツヤがしっかり出て、ボリュームも収まりました。

クセが伸びて毛流れが整うと髪の表面に天使の輪っかが出ます。

これがクセがきれいに伸びている証拠です。

クセの強さにあわせてお薬を塗りわけています。

内側の一番クセがつよい部分はしっかりくせを伸ばしたため、根元が伸びても気にならないと思います。

後日、お客様からとても嬉しい口コミをいただきました。

お客様からの縮毛矯正の口コミ

先日、縮毛矯正をお願いしましたです。
とても丁寧にしていただきありがとうこざいました。
おかげさまで旦那からの評判も良く、乾かすだけで毎日さらさらなので、朝も楽に過ごせています。
今まで高いお金を払ってやってきた縮毛矯正はなんだったのか 苦笑
井上さんと出会えて本当に良かったです。
場所が銀座ということで少し敷居が高そうでしたが思い切って予約をして本当に良かったです。
お店の居心地も良くくつろげました。
またこちらのLINEからのご予約で平気ですか？

実際のゲストの縮毛矯正によるリアルヘアカタログ

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【リアルヘアカタログは画像をクリック】

最後までお読みいただきありがとうございました。
Michio Nozawa Hair Salon Ginza 店長 井上 賢治